機能的な化粧塩ビシートでおしゃれで綺麗なエレベータ―内装にしませんか?

毎日、何気なく乗っているエレベーター。少し前まではシンプルな内装が主流でしたが、最近では、趣向を凝らした内装や高級感を持たせたエレベーターも増えてきています。雰囲気も触り心地も本物そっくりの自然素材やファブリックで作られたような内装も、化粧塩ビシートを使えばコストを抑えて実現可能です。その他にも、化粧塩ビシートは多くの優れた性能を持っており、エレベーターの内装にはピッタリです。、

今回は、理想通りのおしゃれで機能的なエレベーターを実現できる、化粧塩ビシートについて紹介します。




■化粧塩ビシートとは


化粧塩ビシートとは、ポリ塩化ビニル製の化粧フィルムです。

裏面にシール状の粘着剤がついており、表面は豊富なデザインが印刷されているのが特徴です。本物の素材に色合いも手触りも限りなく似せて高級感を感じさせる商品もあり、木目調・石目調・塗装柄・メタリック調など数多くの種類があります。外装材や内装材などの壁面の他に、ドアやエレベーター、机などの家具など幅広い場所で使用されています。




■壁紙クロスと化粧塩ビシートは何が違う?



屋内の壁の仕上げ材と言えば、壁紙クロスが主流です。化粧塩ビシートを内壁の仕上げに使う場合、どういった違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴について比較しながら紹介します。


・施工場所

壁紙クロスは、屋内の壁や天井でのみ利用できます。

化粧塩ビシートであれば、耐久性や耐候性が高いので屋外でも利用できます。外装の装飾や店舗のリフォーム、看板などでも利用されます。


・施工方法

壁紙クロスは、材料裏面に専用の機械で糊付けしてから貼り付けます。そのため、下地によっては,はがれやすい場合もあるほか、下地に凹凸がある場合はパテ等で平坦に整えてから作業を開始します。曲線部分へ施工する場合、しわやよれを作らずにキレイに仕上げるためには、熟練した技術が必要です。

一方、化粧塩ビシートは、シール状になっておりそのまま接着できるので、作業効率が高いです。また、下地についても鋼板、石膏ボード、プラスチック、木材などどんな素材でも貼りつけられます。また、多少伸び縮みするため、曲面部分がある壁面でも、カーブに沿って貼り付け可能です。しかし、厚みはクロスより薄いため、より丁寧な下地処理を行う必要があります。


・耐用年数

壁紙クロスの耐用年数(きれいに保てる期間)は6年間と言われています。耐用年数の間でも、破れてしまったり、建物の乾燥による収縮に追随できずに割れてしまったり、端の部分がめくれてしまったりといったトラブルが起きがちです。汚れが付いた場合も、ビニール系の壁紙クロスの場合は水拭きも可能です。しかし根強い汚れを落とそうと力を入れてしまうと表面がこすれて傷ついてしまうこともあります。

一方、化粧塩ビシートの耐用年数は10年間と言われています。屋外でも使用できるほど、耐久性や耐候性、耐水性が高いのが特徴です。汚れがついた場合も、プラスチック素材のため、水拭きが可能なので簡単にキレイに保つことができます。


・コストパフォーマンス

材料費だけで比較すると、壁紙クロスよりも化粧塩ビシートは8~10倍のコストが掛かります。

しかし、施工期間が短いことや耐久性の高さ、日頃のお手入れで長期間キレイに保てることなどを考慮すると、化粧塩ビシートの方がコストパフォーマンスは高いと考えられます。




■化粧塩ビシートのメリットとは?



上記で紹介した点も含めて、化粧塩ビシートにたくさんのメリットがあります。使用用途や機能についてなど、メリットをまとめると下記のようになります。


・種類が豊富!

単色のシンプルなものから、テキスタイル調やパターンなど抽象的な柄物、金属加工されたメタリック調、石や織物の手触りを再現したもの、革製品のようななめらかな風合いを持った高級感あふれるものまで、使用する空間に合わせて理想通りの商品を選択できます。


・施工場所が幅広い

屋外、屋内、家具、ドア、エレベーターなど様々な場所で利用できます。


・施工後の仕上がりが美しい

豊富なデザイン性に加えて、日頃のお手入れで施工後も長期間きれいに保つことができます。


・耐久性が高い

長期間劣化しないだけでなく、掃除が容易なのでキレイな状態を保てます。


・防火性能も高い

適切な下地処理を施した場合、高い防火性能を発揮できます。


・高い防カビがある

水のつきやすい場所や湿気が多い場所でも問題なく利用できます。


・防臭効果が高い

プラスチック製なので、クロスのように臭いが染みつく心配が少なくてすみます。


・明るい空間を作ることができる

光の反射率が高いので、自然光や照明の光を効率よく反射して明るい空間が保てます。


・コストパフォーマンスが高い

壁紙クロスに比べると素材自体の単価は高いですが、長期で見ると耐久性の高さやきれいに保てるためコストパフォーマンスは高いです。

また、石目調や木目調、革風の内装を希望する場合、本物を使うよりも大幅にコストを抑えられます。




■化粧塩ビシートはエレベーターの内装にピッタリ!



エレベーターは、多くの人が利用するので汚れが付きやすく、設置場所によっては、直射日光が射し込んだり、雨が吹き込んだりする場合など過酷な環境におかれることもあります。そのため、耐久性が高いことや、汚れが付きづらく、汚れが付いてしまった場合でも簡単に落とせる性能は非常に重要です。

また、どのような内装デザインとするかによって、エレベーターに乗って向かう行き先をイメージづける効果もあります。お店やイベント会場においてはワクワク感を与えたり、オフィスにおいてはイメージカラーを利用してブランディングの一環としたり、マンションにおいては高級感や安心感を与えることができます。化粧塩ビシートを利用すれば、どんなイメージでも実現することが可能です。

その他、下地の種類や状態に関わらず貼り替えができ、施工効率が高いことも大切な要素です。

このように、化粧塩ビシートの持つメリットは、エレベーターの内装にピッタリであると言えます。




■まとめ


化粧塩ビシートの高い機能性やメリット、エレベーターの内装に選ばれる理由について紹介しました。


エレベーターは、不特定多数の人たちが毎日利用しており、それぞれの生活を支えている存在です。短い時間でもエレベーターを使えないと不便を感じることも多いことでしょう。身体の不自由な方や車いす、ベビーカーを利用している場合などは特に大きな問題となります。だからこそ、工事によって使用を制限する時間を最低限で済ませるためにも、工期が短いこと、耐久性が高く長持ちすること、お手入れしやすくきれいに保てることはとても重要です。

また、理想通りのデザインを叶えることはもちろん、高い機能が必要とされるエレベーターの内装に、化粧塩ビシートを用いた施工はピッタリといえます。

エレベーターの内装をリフォームして、おしゃれで機能的なエレベーターを実現してはいかがでしょうか。


株式会社トリウェルは、エレベーターの内装工事のスペシャリストです。豊富な施工実績と経験を活かして、ご希望のデザインを実現します。今回紹介した化粧塩ビシート仕上げだけではなく、床タイルの張替えなどエレベーターの内装に関する様々な工事に対応可能です。丁寧な現地調査の上、ご予算やニーズに合わせた提案と、エレベーターの内装に特化した国家資格を持つ職人による丁寧な施工で満足のいく仕上がりをお約束します。エレベーターの内装工事を検討されている方は、ぜひお気軽にお問合せ下さい。


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